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ヒトiPSから分化誘導法を開発 京大研究員らが腎組織の体外作製に初成功

京都大学iPS細胞研究所(CiRA)の辻本啓研究員らはリジェネフロ社,英アストラゼネカ社との共同研究により、ヒトiPS細胞から腎間質前駆細胞の選択的な分化誘導法を開発した。メサンギウム構造を持った⽷球体を含む腎組織を体外で作製することに初めて成功している。18日付の米科学誌「セルリポーツ」に掲載された。

辻本研究員らは「ヒト腎臓の発⽣⽣物学の新たな知⾒と腎臓疾患の仕組みの解明や腎臓の再⽣医療開発に向けた研究に貢献する」とコメントしている。