日本電信電話(NTT)とCEA-Saclay、物質・材料研究機構、韓国科学技術院らの研究グループは共同で、グラフェン中を伝播する電子の軌道を量子的に操作することにより、世界で初めて電子の飛行量子ビット動作を実証した。
研究グループは「電子の飛行量子ビット動作を初めて実証した今回の成果は、固体素子中の量子情報伝送に関してブレークスルーとなる」とし「研究を発展させ、理論的に提案されている 2 量子ビット操作による量子もつれ対のオンデマンド生成をめざすとともにレビトンの短パルス化等、多量子ビット化に向けた技術を開発していく」とコメントしている。