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広域分散実⾏プラットフォーム「Giocci」 さくらインターネットなど6団体が開発

さくらインターネット㈱や高知工科大学などは次世代通信システム「Beyond5G」に関する研究でネットワーク負荷の軽減などが期待される「MEC」とクラウド、デバイス間でアプリケーションの実⾏が可能な広域分散実⾏プラットフォームの『Giocci』を開発した。

さくらインターネット、高知工科大をはじめ、㈱シティネット、近畿大が東京大、大阪大サイバーメディアセンターと共同で実施した研究で開発したもの。6団体は2021年から情報通信研究機構(NICT)が実施するBeyond5G研究開発促進事業に参画し、分散コンピューティングに関して共同で研究を実施してきた。

この研究活動の⼀環として、クラウドとMECなどにおいてストレスなくアプリを実⾏可能にする関数型⾔語「Elixir」による広域分散実⾏プラットフォームを開発。⾼知⼯科⼤の5G設備とさくら社の「さくらのクラウド」などを活⽤したマルチクラウド環境を接続した広域分散コンピューティング実証実験環境などを実施する。

研究グループは「フィールドトライアルを通じてさまざまなIoT機器と環境内のコンピューターを組み合わせ、次世代のコンピューター通信インフラであるBeyond5Gを実現するための研究開発及び実証実験を推進する」としている。