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天の川銀河の「いて座銀河腕」 東大×広島大×香川大研究Gが断層撮像に世界初

東京大学と広島大学、香川大学の研究グループは、天の川銀河の中にある渦の濃く見える部分「渦巻き腕」の1つである「いて座銀河腕」の内部の磁場構造を3次元的に明らかにすることに世界で初めて成功した。

研究では、いて座の天の川方向の184個の星を広島大の「かなた望遠鏡」を用いて観測。その結果をヨーロッパ宇宙機関が打ち上げた「ガイア衛星」によって、それぞれの星までの正確な距離と組み合わせた。これにより、いて座銀河腕の内部磁場が、星までの距離に応じて天の川の方向から傾いて折り重なるように分布することを突き止めた。 研究グループは「今回確立した磁場構造の断層撮像技術を用いて、今後天の川の中で活発な星形成を引き起こすガスが集積する過程を、観測的に明らかにできる」と力を込めた。