静岡県立大学の中野祥吾准教授らの研究チームは、コンピューター内でたんぱく質をバーチャル進化させることで、高機能なたんぱく質をデザインする新たな手法「GAOptimizer法」を開発した。米科学雑誌に3日付で掲載されている。
この技術は今後、産業応用のポテンシャルを秘めた天然由来たんぱく質の高機能化デザインを可能とし、たんぱく質を用いた次世代生体素材の開発を加速させることが見込まれている。グリーントランスフォーメーションを実現するための基盤となる高機能化酵素の開発への応用などが考えられるという。