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会話中のアイデア量をうなずきから推定 阪大国際研究Gが椅子型デバイス「SenseChair」を開発 ひらめきとひらめきの関連性発見

会話中のアイデア量をうなずきから推定-。大阪大学と青山学院大学、台湾の国立中正大学などからなるグループは、うなずきを検出する装置を開発してその効果を調査した。その結果、アイデアのひらめきとうなずく動作の関連性が示されており、意思疎通支援への応用が見込まれている。

同意の時にうなずきが起こることは誰もが理解しているものの、議論の場においてどのような役割を果たしているかという関係性は解明されてこなかった。研究グループはうなずきが検出できる椅子型デバイス「SenseChair」を開発して実験を行った。

このシステムを利用して、例えば「レンガの使い道をできるだけ多く挙げよ」といった意見のように、アイデアを多く創出できる質問をする実験をした。その結果、アイデアが発生した後の5秒間で有意にうなずきの数が増加していることが分かっている。

リモートワーク中のコミュニケーションを支援したり、遠隔学習における参加度や理解度を推定したりすることなどへの応用に期待が寄せられている。

着座者の重量と重心位置を計測する椅子型デバイス