文教速報デジタル版

BUNKYO DIGITAL

文教速報デジタル版

BUNKYO DIGITAL
シアノバクテリアの警告物質が窒素作用を制御 神戸大研究Gが仕組み解明

神戸大学と静岡大学、東京工業大学、日本電信電話㈱(NTT)のグループは26日、光合成細菌の1種「シアノバクテリア」において警告物質が窒素利用を制御する際の仕組みを解明した。国際学術誌「コミュニケーションズバイオロジー」に掲載されている。

研究グループは「研究で得られた知見に基づき、シアノバクテリアの窒素同化を人為的に制御する技術の開発が期待される」とコメント。「これにより、シアノバクテリアの生育やアミノ酸の生産を人為的に調整して燃料やポリマー素材などの有用物質を高生産化するなど、光合成によるバイオものづくりの実用化に貢献することが期待される」としている。