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防災科研と国交省が雪対策の連携協定を締結 豪雪地帯の雪対策をDXなどで推進

防災科学技術研究所(防災科研) と国土交通省国土政策局は、20日に「雪対策の連携協力に関する協定」を締結した。豪雪地帯における雪対策の取組を更に推進していくという。

短時間で集中的な大雪や暴風雪の発生により交通の阻害や屋根からの落雪による被害のほか、高齢者を中心に除排雪作業中の事故が多発するなどの問題が生じて豪雪地帯の安全が低下する事態が頻繁に発生している。両者はそうした状況に対処するために連携する。

協力事項は「雪対策に係る施策や研究の推進」や「雪対策に係る双方が保有する情報の共有」「DX化の推進等豪雪時の対応の効率化」など5点だ。

防災科研の寶馨理事長は「観測や研究成果に基づき、雪氷災害が発生するリスクをわかりやすい情報にして報知するとともに、科学的根拠のある対策や政策の立案に貢献していく」としている。