国際深海科学掘削計画(IODP)の航海が10日から始まる。米国のジョイデス・レゾリュ―ション号で行われ、日本からは3人が乗船予定。500~800万年前の地中海と大西洋間における海水の交換の完全記録の復元を目的としている。
IODPは日本と米国、ヨーロッパがそれぞれの掘削船を用いて深海底を掘ることにより、地球環境変動や地球の内部構造、地殻内生命圏などの解明を目的に研究を進める事業。
今回の航海は海洋掘削と陸上掘削の連携で科学目的を達成する「Land-2-Sea プロジェクト」の一環。国際陸上科学掘削計画(ICDP)によるスペイン及びモロッコでの陸上掘削も計画されている。