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筑波大など8者、自動走行バスの社会実装に向けて連携 学内で走行実験 1月9日スタート

自動運転バスの社会実装に向けた実験が来月から筑波大学で始まる。筑波大やつくば市などの4者は、国土交通省公募の令和4年度「地域公共交通確保維持改善事業費補助金事業」に採択された。事業採択を受けて㈱ティアフォーなどを加えた計8者は来年1月9~30日の間、自動運転バスの走行実験を学内で行う。

つくば市では自動車が主な交通手段だが、少子高齢化によりバスなどの公共交通機関の役割は年々増すばかり。その一方、路線バスの業界では運転手不足が大きな問題となっており、既存公共交通の維持が難しい状況。

こうした背景からつくば市や筑波大、民間事業者の官民学が一体となり、ほぼ完全な自動運転が可能なレベル4自動運転バスの社会実装に向けた取り組みを推進していく。そうすることで、つくば市における公共交通の課題解決とともに、持続可能都市の実現につなげていくことを目指す。

8者は「つくば市におけるレベル4の自動運転バスの社会実装に向けた事業性検討や走行免許申請の実施、路線拡張を目指す」とコメントしている。