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理研など4社、ロボット用細胞培養加工施設「R-CPF」を世界初開発

理化学研究所(理研)、㈱VC Cell Therapy、ダイダン㈱、ロボティック・バイオロジー・インスティテュート㈱の4社は30日、移植用細胞の調製に不可欠な実験空間の清浄度をクリアしたロボット用細胞培養加工施設「R-CPF」を世界で初めて開発したと発表した。ヒューマノイドロボットを網膜再生医療の臨床研究で利用したい考えだ。

研究グループは、高精度な生命科学実験動作が可能な汎用ヒト型ロボット「まほろ」とコンパクトなクリーンルームユニット All-in-One CP Unitを組み合わせたシステムを設計。臨床研究に必要なレベルの清浄度での細胞調製の自動化が可能であることを実証した。

このR-CPFで培養したiPS細胞を用いる臨床研究は、昨年2月に厚生労働省の承認を受けた。研究グループは「今後、ヒューマノイドロボットを臨床の現場で使用可能とすることで、再生医療の拡大に貢献すると期待できる」としている。