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iCONMの片岡センター長、クラリベイト社が選ぶ論文引用数上位1位%に選出 7年連続8度目

公益財団法人川崎市産業振興財団ナノ医療イノベーションセンター(iCONM)の片岡一則センター長が、英クラリベイト社が公表する論文引用数上位1%のリストに選ばれた。7年連続通算8度目の選出となる。

片岡センター長は1980年代後半に制がん作用を実証。90年代初めからは今のワクチン技術につながるDNA/RNAという核酸分子の送達にも取り組んだ。核酸分子がマイナスの電気を持つ性質に着目して、静電気の力を使った独自の伝達法が世界的に注目されたことで論文の引用数が増えた。

クラリベイト社の解析によるとこれまで6万9000回以上、論文に引用されており、特許の数も600件を超えた。今年9月には、ノーベル賞の登竜門とされるクラリベイト引用栄誉賞を受賞している。