理化学研究所(理研)は、「計算可能領域の開拓のための量子・スパコン連携プラットフォームの研究開発」の研究開発に着手する。DXやAIなどが急激に進化する中、量子コンピューターの実用化を待つことなく、量子コンピューター・HPC連携ソフトウェアの開発に取り組むことは重要だ。
理研はスーパーコンピューター「富岳」などを活用しつつ大学や企業とも連携して開発を進めていく。量子コンピューターとスパコンを連携するシステムの研究開発とこれを用いたプラットフォームの構築、ポスト5G時代のネットワークで提供されるサービスとして展開する技術の実現に取り組む。
理研は「今後の科学技術やイノベーション、産業の発展の鍵となる量子コンピューターとスパコンによる新たな計算可能領域の開拓に貢献することを目指す」としている。