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「量子誤り抑制法の性能限界」を東大研究Gが明らかに 技術の発展に指針

東京大学の高木隆司准教授らの研究グループは、量子コンピューターのノイズ抑制方法「量子誤り抑制法」に課される普遍的な性能限界を明らかにした。米国学術誌に22日(米国時間)に掲載された。この結果は量子技術の発展の方向性に指針を与えそうだ。

量子技術の実験発展が目覚ましい中、量子コンピューターの計算性能を理論的に特徴づけることは大きな課題となっている。

研究ではどのような量子誤り抑制法に対しても普遍的に必要となる時間コストを導出し、量子回路の深さに対して時間的コストが指数的に増大することが原理的に避けられないことを初めて証明している。

研究グループは「この結果は今後の量子技術の発展の方向性の指針を与えると同時に、ノイズの量子系の操作的性能を情報理論の側面から明らかにするアプローチの将来的な発展が期待される」とコメントした。