文教速報デジタル版

BUNKYO DIGITAL

文教速報デジタル版

BUNKYO DIGITAL
「マスクいつ着けた?」 感染対策の開始時期はニュースソースと関連? 阪大研究Gがアンケート調査

大阪大学の村上道夫特任教授らの研究グループは、COVID-19が世界的に広がり始める前と後のマスク着用や手指消毒に関連する個人の特徴を調査した。マスメディアを見るひとほど、コロナ流行後に手指消毒をしていたなどの研究成果がでている。

研究では18歳以上の日本人を対象に、2020年1月~23年1月まで計23回のオンラインアンケート調査を行いました。1回目の調査に参加した人は1248人で23回目の参加人数は687人であった。

その結果、「知人と情報交換する人ほど、コロナ流行語に新たにマスク着用や手指消毒を行うこと」「テレビや新聞などのマスメディアの情報を利用する人ほど、コロナ流行語後に手指消毒をしたこと」「厚生労働省や医療機関のホームページの情報を利用する人ほど、コロナ流行前からマスク着用や手指消毒をしていた」ことが分かった。

大阪大学の研究グループは研究結果から「行政機関や医療機関などの情報を感染症流行前から充実させ、利用者を増やすことは感染予防行動の促進につながる可能性がある」とコメントしている。