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エゴマ油が「産後うつ」解消に効果 麻布大研究Gが調査

麻布大学の守口徹教授らの研究グループは10日、産後のメンタルヘルスとオメガ3系脂肪酸に関する研究を行い、妊娠中にエゴマ油などに含まれるα-リノレン酸を摂取することで産後のメンタルを安定させる可能性を見いだした。

世界的な調査で妊婦の1~2割が産後うつを経験していると報告されている。

研究グループよると、妊娠中期から後期にかけて12週間エゴマ油を摂取した人たちの産後のメンタルヘルススコアが良好になった。また、症例対照研究でも母親の赤血球α-リノレン酸が低いと産後のメンタルヘルスが不安定となる関係が示されている。

守口教授は「新しい生命を育む周産期の母親の健全なメンタルヘルスの維持にオメガ3系脂肪酸の必要性が明らかとなった重要な結果である」とコメントしている。