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NTT、APNで2種類の建設機械を用いた遠隔操作が可能と確認

日本電信電話㈱(NTT)は、大容量・低遅延・確定遅延の特徴を持つIOWNオールフォトニクス・ネットワーク(APN)を活用して、建設機械と遠隔操作システムを接続。2種類の建設機械を用いた場合で、違和感のない遠隔操作が可能であることを確認した。

■さまざまな環境での作業への有効性確認

実験では遠隔操作用コックピットをNTT武蔵野研究開発センタに、建設機械を千葉県美浜区と大阪府堺市に設置。2拠点間をAPNで接続して遠隔操作、及び遠隔で現場環境の確認を実証するネットワークを構築した。さまざまな環境での作動やリアルタイム映像伝送の有効性を確認している。

NTTは「今回の実証による知見をもとに、適用エリアや活用するユースケースの拡大への検討を進めるとともに、ドローンによる工事現場の監視等との組み合わせによる提供価値の拡大を合わせて検討し、建設業界における長時間労働の改善や多様な人材確保等の社会課題の解決に貢献していく」とした。