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心筋梗塞の代謝変化に注目した新治療法 慶應大研究チーム発見

慶應義塾大学の市原元気助教らと京都大学の共同研究チームは、心筋梗塞の代謝変化に注目した新しい治療アプローチを発見した。

研究チームは生きた疾患モデルマウスを用いて、心筋の虚血再灌流障害が段階的に進む過程を、新技術「代謝分子を用いたモニタリング手法」で詳細に観察。新手法の活用により、心筋梗塞が引き起こす有害な活性酸素の除去機能が徐々に低下するメカニズムを特定した

研究チームは「今後さらに詳細な病態の解析や遠隔期の効果を検証し、実用性を評価することで、心筋梗塞の患者に、発病前と変わらない健康な未来をもたらすことを目指したい」としている。