日本電信電話㈱（ＮＴＴ）は６Ｇ／ＩＯＷＮ時代のコアネットワーク「インクルーシブコア」アーキテクチャについて基本技術仕様を確立。実証実験を実施し、その有効性を確認した。

インクルーシブコアは、「サイバー空間」と「物理空間」、「コンピューティング」と「ネットワーク」、「アナログ」と「デジタル」など4つの多面的な融合を実現する技術からなる基盤となることを目指している。

今回行われた実証実験では、メタバース空間描画の起動・高速化やコンテンツ配信を可能とする情報流通基盤（ＳＳＩ）に基づく仮想空間の確認が行われた。ＮＴＴは「ユーザが主導権を握れるサービスの形態を提示できると確認した」と説明。今後について「これらの要素技術を関連する国際的な標準化団体およびオープンソースコミュニティへ提案していく」としている。