東京大学の坂田康亮特任研究員と高木剛教授は、次世代暗号の解読コンテストである「MQチャレンジ」で、これまでに解かれたことがない水準の解読世界記録を達成した。
MQチャレンジは、量子コンピュータでも解読できないポスト量子暗号の安全性を評価するための解読コンテスト。多変数多項式を用いた暗号に関する解読問題が出題される。これまでに読み解かれていた最も難しいレベルである問題の解読に約9時間で成功した。
坂田特任研究員らは「現在進められている次世代暗号の標準化企画に対して安全なパラメータの提案を進める」とコメントしている。