文教速報デジタル版

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VRで学ぶ医療コンテンツをアップデート 問診や手技など一連の流れを学ぶ(新潟大)

新潟大学は19日に医学科総合診療学講座において、現実に作用する身体性のあるバーチャル技術の研究・開発を行うイマクリエイト㈱と共同で、仮想現実(VR)による仮想空間上に、ChatGPTを用いて学習者の問診に対してAIが回答を生成するコンテンツなど総合的に学ぶことができる学習環境の拡充を行ったと発表した。

同大学は2022年にVRを使った学習コンテンツを導入している。今回は問診を学ぶコンテンツや実装的な診療手技を学ぶソフトを完成させた。加えて、これまでのコンテンツを病院を模した空間で学べるように再構築して実際の医療現場の一連の流れが訓練できるシステムとした。

担当者は今後について「プロジェクトをさらに進め、最新技術を用いた人材育成、課題解決法の構築を進め、前述の医療アクセス不均衡という新潟県が抱える医療課題を解決する活動の先駆けとする」と説明している。