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イッテンシロナガヒロズコガの生態 九大教授が世界初の詳細記録

九州⼤学の廣渡俊哉教授は13日、長年未解明であったイッテンシロナガヒロズコガを同定し幼⾍や蛹の形態を世界で初めて詳しく記載したと発表した。ガの食性などについてさまざまな研究の展開が予測されるとしている。

アマチュア研究者の児玉洋氏が2022年に和歌山県橋本市で長年未解明であったイッテンシロナガヒロズコガの幼虫を甲虫類の穿孔を利用して発生することを発見して得られた幼虫を飼育。廣渡教授がその生態を観察して、詳細に記録した。

廣渡教授は「⻑年未解明であったシロナガヒロズコガ亜科の幼⽣期を明らかにした研究成果は世界的にも⾼く評価されており、今後、ガの⾷性や⿎膜器官の進化をはじめとして、さまざまな研究の展開が期待される」とコメントしている。