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バイオものづくりを通して2050年に活躍できる人材を育成 阪大をリーダーに13機関プロジェクトチーム

大阪大学は、国立研究開発法人13機関から結集したプロジェクトチームを同大学の研究者がリーダーとして率いることになった。温暖化対策は喫緊の課題。それを改善するための人口微生物を作る研究を行う。同大学は探求を通して、将来活躍できる人材の輩出を目指す。

プロジェクトは、科学技術振興機構(JST)の革新的GX技術創出事業(GteX)の一環。GteXは大学などにおける研究開発および人材育成を支援することでGXの実現につながる革新的技術の創出や人材輩出を目的としている。

研究チームは微生物が持つさまざまなユニークな代謝反応を探索・改良し、それらを人為的に組み合わせることで物質の発酵生産に特化した人口微生物を開発する。それ行うことでCO2などの炭素源を原料とした燃料、樹脂、繊維などの原料となる化学品の発酵生産を実現することで温室効果ガス削減などに貢献できるという。

大阪大は「こうした研究開発を通じてバイオものづくり分野を牽引できる若手研究者および学生を育成し、カーボンニュートラルの実現を目指す2050年に活躍する人材を輩出する」としている。