情報通信研究機構(NICT)サイバーセキュリティネクサスは2日、国内の産学官の組織が参画する「CYNEXアライアンス」を発足し、CYNEXの活動を本格始動したと発表した。日本のサイバーセキュリティ分野の向上に取り組んでいく。
NICTは日本のサイバーセキュリティ分野の低迷を踏まえ、2021年4月に新組織「サイバーセキュリティネクサス(CYNEX)」を発足させた。CYNEXアライアンスは、観測機構によるデータ収集や高度SOC人材の育成、サイバーセキュリティ演習基盤のオープン化などに取り組んでいく。 NICTは「まずは今年度末を目途にセキュリティ情報融合基盤『CURE』の参画組織への開放を予定している。また、国内の参画組織の募集も引き続き行い、日本のサイバー攻撃対処能力とセキュリティ自給率の向上に貢献したい」としている。