東北大学
東北大学と楽器小売りの「池部楽器店」は、健常な高齢者がグループで楽器を演奏することで脳と心の健康が改善すると明らかにした。認知症予防プログラムでグループ音楽セッションの導入が期待され、より効果的な活動を検討する必要性を指摘している。
東北大と池部楽器店は65~74歳の楽器を使ったことのない高齢者27人を対象に、演奏を行う集団とそうでない団体に分けた。ベースボードとキーボード、ドラムを用いて毎週90分間の音楽活動を行い、対象者の健康を16週間調査した。
その結果、活動を行った高齢者は認知機能と耳で聞いた情報の記憶、気分状態が改善した。一方で、参加していない高齢者はいずれの効果も表れなかった。研究グループは「グループ音楽セッションが高齢者の脳と心の健康維持・向上させ、健康寿命延伸に寄与する可能性を示唆した」と評価している。
研究成果は先月10日の科学誌「フロンティアズ・イン・エイジング」の電子版に掲載された。