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千葉工業大の衛星「アスタリスク」 世界初のダストセンサーを実現し運用終了

千葉工業大のアスタリスク

千葉工業大学の石丸亮・上席研究員らのグループは24日、世界初方式のダストセンサーを搭載した衛星「アスタリスク」が軌道上にある粒子の観測などの目的を達成して21日に大気圏に突入したと発表した。

アスタリスクは縦10センチ横30センチの長方形の箱型衛星。宇宙を舞う粒子がフィルムに衝突した波を検出して、リアルタイムにダストを観測できる。この構造のセンサーは世界で初めて使われ、簡単な構成であり低価格で製造可能だという。

ほかにも、情報システムの活用やセンサーの長期間運用に成功した。

石丸上席研究員らは「今後は100センチのセンサー開発を目指し、理論的に予想されているが未だに見つかっていない火星周回ダストリングの確認を目標とする」としている。