宇宙航空研究開発機構(JAXA)は25日に会見を開き、小型ロケット「イプシロンS」の2段モーターが先月26日に爆発した原因予測を紹介した。JAXAは想定される要因として、燃焼圧力の乖離とガスリーク、燃焼圧力の下降をあげている。今年度中の再打ち上げは不可能としている。
先月、JAXAはイプシロンSの2段モーターの燃焼試験を実施。点火後、約48.9秒時点で圧力が下がり49.3秒で爆発した。
今後について、あらゆる可能性を考慮しつつ原因を来年2月までに絞り込むと説明。竹崎地上燃焼試験場(鹿児島県)の設備復旧計画を検討するとしている。爆散して拾いきれていないモーターケースや金属材も回収していく。