DENDEN-01のイメージ図
福井大学と関西大学、名城大学などの研究グループは9日、小型人工衛星「DENDEN-01」(デンデンゼロワン)を国際宇宙ステーション(ISS)から放出した。およそ1年程度の期間で研究を行う予定。
DENDEN-01は10センチ×10センチの箱型の衛星で、質量は約1キロ。急激な温度変化を緩和し、安定した電力供給を可能にする「固-固相転移型潜熱蓄熱材(SSPCM)」を活用した電源温度安定化デバイスを搭載している。
宇宙に放出されてからは小型衛星に適したリチウムイオン電池の評価や小型カメラによる撮影など8つのミッションに挑戦する。