夢アジのポスター
東京海洋大学発のスタートアップ「さかなドリーム」は2日から、市場に出回りにくい「カイワリ」と金アジとも呼ばれる脂のりの良いマアジを親に持つ新品種「夢あじ」のテスト販売を開始している。
夢あじは不安定な漁獲量であるカイワリと養殖技術が確立されたマアジを用いて美味しさと飼いやすさを両立した魚。上品な味わいと脂のりが特長で、寿司職人や市場の仲買人からも高い評価を得ているという。
ミシュランガイドにも掲載される「熟成鮨 万」の寿司職人である白山洸(しらやま・あきら)さんは「夢あじは、養殖魚特有の臭みがなく、大型の天然シマアジに近い上質な脂のりが特長の魚。店を開店してから6年間は養殖魚を扱ったことは一切ありませんが、この品質であればお客様に提供できると感じた」とコメントしている。
夢アジは8日まで中島水産の玉川店とISP池袋ショッピングパーク店、国分寺店、上大岡店で販売される。来年1月7~13日までsakana bacca(さかなばっか)の中目黒店で購入できる。