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東京で128年ぶりにボルボックスを発見 法政大キャンパス付近の外濠に存在

法政大学

法政大学の植木紀子教授らは、市ヶ谷キャンパス(東京都千代田区)近くの外濠(そとぼり)で植物プランクトンであるボルボックスを2021年に発見した。東京都で見つかるのは128年ぶり。相模湖などで報告されていた「サガミボルボックス」であったという。

ボルボックスは球体の個体が泳ぐ様子から「緑の真珠」と形容される。1896年に東京手国大学の石川千代松教授がその存在を報告していたものの、それから東京産ボルボックスの実態は謎に包まれていた。

グループは同年5月に調査を行い、水のサンプルにボルボックスが含まれていた。2022年と2023年にも同地点からサガミボルボックスが確認されており、今後も分布と生体理解が進むと推測されている。