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月面利用に向けた研究開始 計測装置で月の電気環境と放射線を計測 名大など11機関

月環境での運用イメージ

名古屋大学と東京大学、京都大学など11機関の研究グループは18日、月面や火星利用に向けた研究活動を開始すると発表した。省電力かつ小型な計測装置「LEON」と「PS-TEPC」、「Lunar-RICheS」の開発に取り組むとしている。

グループは月周回と月面の放射線計測は月面探査の実施のために重要な技術と考えている。そのため、それらを計測できる3機を開発する。LEONは月の電気環境を調べ、PS-TEPCとLunar-RICheSは宇宙放射線を評価できる。

名大の三好由純(みよし・よしずみ)教授を研究代表者とした24人からチームを形成。「技術は今後の月周回・月面における新たな有人拠点活動に活用されることが期待される」とコメントしている。