子どもたちは、パパ、ママともっと話をしたく、もっと家族の役に立ちたい―。公益財団法人博報堂教育財団の調査研究機関こども研究所が、全国の小学4年生~中学3年生を対象に行った調査で、約7割の子供たちがこのように感じていることが明らかとなった。
73.8%が「もっと家族と話したい」、69.8%が「もっと家族といっしょにいたい」と回答した(それぞれ質問に対して「そう思う」「ややそう思う」の合計)。一方で、「もっと家族の役に立ちたい」とも68.5%が答え(同)、子供たちも家族の一員として貢献したいという気持ちを持っていることが明らかとなった。
この傾向は、学年が上がるにつれいずれも低下していく傾向がみられ、中学3年生のスコアは小学4年生に比べて「もっと家族と話したい」が27㌽、「もっと家族といっしょにいたい」が35㌽低下。一方で、「もっと家族の役に立ちたい」も同様に低下傾向にあったものの、下がり幅は19㌽にとどまっており、「話したい」「いっしょにいたい」に比べて下落幅を緩やかなものとなっている。
保護者にも同じ質問をしたところ、もっと「家族と話したい」「家族といっしょにいたい」「家族の役に立ちたい」はそれぞれ81.2%、75.0%、74.5%。いずれも子どもより高いスコアとなった。