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オイシックス・ラ・大地と慈恵医大、ヘルスケアOisixの有用性を研究 食のQOL向上に貢献

オイシックス・ラ・大地と東京慈恵会医科大学は5日、化学療法中の食事支援サービスの効果を検証する臨床研究を10月から開始したと発表した。がん治療における食事支援の重要性を示す証拠を見つけ、患者の生活の質(QOL)向上を目指すとしている。

研究は日本人女性のがんり患者が最多の乳がんを対象とする。症状により栄養摂取が困難である場合がある。その際に、食材セット「ヘルスケアOisix」を用いた食事がそれらの対処に有効だと推測されており、検証するという。

ヘルスケアOisixは30人以上の医療専門職と15の支援団体が協力して開発したセット。がん患者向けのサービスにつなげており、すでに4シリーズ「バランスKit」「塩分3g以下Kit」「 1日分の野菜Kit」「高たんぱく質Kit」を提供中だ。

研究グループは来年10月まで20歳以上の患者に対して、ヘルスケアOisixによる食事サポートの有用性を調べる。