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ジェスチャーをイヤホンが認識 直接触れない操作が可能に 慶応大など

慶応義塾大学

慶応義塾大学と公立はこだて未来大学、筑波大学システムの研究グループは、機械学習(AI)を使って空中ジェスチャーの検出を高機能イヤホンが行う新手法「EarHover」を開発した。手振りの認識が可能となることで、直接触れなくても操作することが可能となるという。

研究グループはデバイス外部の音漏れ現象に注目。スピーカーから再生された信号をジェスチャーに反射させることで、その分類が可能になるという。

研究では7種類の手の動きを選び、13人の参加者を対象として手振りの検出と分類を評価した。その結果、ジェスチャーの種類を80%の確立で認識できたとしている。誤認識はわずか1.8%だった。

研究グループは今後について、「認識システムの改良および市販デバイスでの実装を目指す」としている。