左から3人目)SUMITOMO ELECTRIC U.S.A., INCの川端茂社長
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と住友電気工業、米電力大手サンディエゴ・ガス&エレクトリックと共同で、大型化に適した電池「RF電池」を使ったシステムを作成した。同社はスマートグリッドに関する優れた取り組みを表彰する「ISGAN Award 2024」を受賞した。
ISGAN Awardは今回が10回目。「電力系統のレジリエンスのための柔軟性」をテーマに開催された。国際エネルギー機関(IEA)傘下の団体が主催している。日本企業の受賞は3例目。
3者はRF電池を使ったシステムで平常時に市場取引で収益をあげ、災害などの非常時には自立電源として発電所を頼らずに電力を供給できる運用を実証した。この成果は「離島などに展開されることで、電力の安定供給と再生可能エネルギーの普及拡大に貢献する」としている。