(左)百瀬公朗特任教授(右)JCOMの鎌田幹生・データビジネス企画部部長
上智大学と放送大手のJCOMは3日、スポーツやドラマ、アニメなど長尺の動画を視聴者が隙間時間で見るために10~20分程度に短縮するための共同技術の開発を行う契約を締結した。AI(人工知能)技術を用いた、個人に最適化された短い動画作成の研究を行う。
研究では同大大学院の学生とJCOMのデータサイエンティストが共同で取り組む。選手や俳優、キャラクターなど特定の人物に焦点をあてたシーン、視聴者に人気の場面を抽出して一人ひとりにあったダイジェスト動画を生み出したい考えだ。
同大の百瀬公朗特任教授は「短期的な成果だけでなく、持続的かつ柔軟な技術基盤を構築し、今後の技術進展や研究ニーズの変化に対応できる仕組みを確立することを目指す」としている。