心臓リハビリシステムのイメージ図
大阪大学の坂田泰史教授らと医療機器ベンチャー「リモハブ」の研究グループは、オンラインで行う心臓リハビリテーションシステム「RH-01」を開発して治験を完了した。今後、厚生労働省に医療機器の製造・販売を行うための薬事承認申請を行う予定だ。
心疾患は日本で2番目に多い死亡の原因となる疾患だ。治療の一つ心臓リハビリでは、患者にあった運動療法を週3回以上行うことで、安定した効果が得られる。だが、患者の多くは高齢であり、数多の通院は困難だという。
その課題を克服するため、RH-01を開発。全国18施設で有効性・安全性を検証するための試験が2020年から行われていた。
坂田教授は「循環器学の未来に向けた重要な一歩を踏み出すもの。今後も得られた知見を患者の皆様に還元できるよう、引き続き尽力していく」とコメントしている。