体重収集装置
宮崎大学と日本ハムは、世界で初めて豚の体重分布を豚舎内で自動的に収集する装置を開発した。飼育されている豚の成長状況を無人で把握可能だという。養豚場の軽労働化につながるとしている。
養豚では豚の体重を把握し、最適な飼育方法を選択することが収益最大化の鍵だ。だが、全ての豚の体重を測定することは容易でない。そこで、研究グループは3Dカメラが静かに巡回してストレスなく豚の体重を測れる装置を開発したという。
装置は20～50頭の豚を飼育できる区画が並ぶ一般的な構造を対象とする。ケーブルをえさ箱や水飲み場の上に張り、それを使って装置が移動して体重を測る。導線は張り替えが簡単なため移動位置を容易に変更できる。