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ココナッツオイルから航空燃料を製造 生産効率やコストで優位 東京農工大など

東京農工大学

東京農工大学と再生可能エネルギーの「日本グリーン電力」、化学企業「ハイケム」は18日、世界で初めて食用に適さないココナッツオイルから持続可能な航空燃料(SAF)の製造に成功したと発表した。生産効率やコストの面で優位なSAF量産の可能性が示されたとしている。

研究グループはココナッツから純度100%のジェット燃料「ニートSAF」の製造に成功した。ココナッツオイルは廃棄物や廃棄油など他のSAF原料と比べて、航空燃料に近いため少ないプロセスで製造できるという。

グループは複数機能をもつ触媒を使って作ったニートSAFはについて「耐久性を確認しながら、生産効率やコスト、環境面でより最適な製造フローの設計に取り組む」とし「原料と触媒開発の両面で実用化を推進する」とコメントしている。