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東北大とNTT 9月から共同研究を開始 災害科学やIOWNなど互いの技術を融合

東北大学とNTTは30日、ビジョン共有型の共同研究を9月から開始すると発表している。東北大の強みであるナノテラスや災害科学/医療、ロボティクスと同社のIOWN(アイオン)などを組み合わせた新たな技術の創出を目指す。

両者は共通のビジョンとして「社会や地域の課題を解決するため東北大学の強みとIOWNを融合させた新たな価値を創出すること」を掲げた。そのための小テーマとして、災害から人を救うネットワークサービスと誰もが新しい技能習得の挑戦できる環境提供、ある感覚と別の感触を変換できる技術の3点の実現を目指す。

両者は今後について「東北大学の強みとNTTの人間拡張技術とIOWNとを融合させた新たな価値を創出し社会や地域の課題を解決に貢献する」としている。

■IOWN (Innovative Optical and Wireless Network)構想

革新的な技術によりこれまでのインフラの限界を超え、あらゆる情報を基に個と全体との最適化を図り、多様性を受容できる豊かな社会を創るため、光を中心とした革新的技術を活用した高速大容量通信、膨大な計算リソース等を提供可能な端末を含むネットワーク・情報処理基盤の構想。