横浜市立大学と講談社は28日、漫画の効果を科学的に検証する実験を共同で実施すると発表した。漫画が脳と心にどのような影響を与えるかを明らかにし、若者の精神的健康をサポートするための方法を探るという。
研究は20人の学生を対象に実施する。パソコンやタブレットで30分間、「寄生獣」や「ちはやふる」、「ブルーピリオド」など19作品の中から漫画を選んで読んで脳の活動を分析するという。研究グループは「実験の結果は今後の研究で重要なデータとなり、若者のウェルビーイング向上に向けた具体的な施策を提案する基礎となる」とコメントしている。