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微生物燃料電池の発電実証実験を開始 東京農工大など4団体

東京農工大学

東京農工大学と四国電力(高松市)、同大スタートアップの「RING-e」、四電と伊方町が共同出資する「伊方サービス」の4者は23日、来月から愛媛県にあるみかん園で微生物燃料電池の実証実験を開始すると発表した。実験は来年3月末まで行われる。

微生物燃料電池は土壌の微生物「発電菌」の働きを利用するもの。発電菌は自然界に広く生息しており、電源のない屋外でも電気を生み出せる発電方法につながるとして期待されている。

実証実験では八幡浜(やわたはま)市にあるみかん園に、電池を設置して農地の発電状況を調べる。さらに今後、農場をモニタリングするカメラなどの整備や土壌の水分量を計測するセンサーを設けて農業の省力化に向けた取り組みを進めていく考えだ。