記録的な猛暑により10社に1社程度の割合で売り上げが伸びていることが帝国データバンクの調査で分かった。企業の約9割が猛暑対策を実施していた。エアコンや飲料などの需要拡大による経済効果が表れている。
調査によると、猛暑で売り上げが上がった商品やサービスがある会社は11.4%。業種別では、小売りが30.5%で最も高い。具体的な商品を見ると、「エアコン・空調関連」や「食品関連」、「衣類関連」が売り上げを増やしていた。
猛暑対策としては、「健康状態の把握」が最大で約5割に達した。次に「水分・塩分補給品や冷却商品の支給」、「クールビズの実践」が続いている。
帝国データバンクは「今後しばらくは猛暑を商機につなげる動きと、その関連商品・サービスの消費拡大が期待されるとともに、企業における厳格な猛暑対策が求められる」とまとめている。
帝国データバンクは今月7~13日の間にアンケートを実施。1572社から回答を得ている。