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サイバーエージェント、ロボット分野のトップカンファレンス「IROS」で論文採択

サイバーエージェントは8日、同社の研究開発組織「AI Lab」に所属する大阪大学の波多野遥太大学院生らによる論文3本がロボティクスの国際会議「IROS 2024」に採択されたと発表した。

IROSは世界中の研究者や専門家が集まる国際会議で、ロボティクス分野の権威あるカンファレンスの一つ。論文ではロボットのふるまいや接客に関する新たな示唆を発見したとしている。

例えば、アバターの視線は意思疎通で重要な要素であり、対話内容を踏まえた操作が求められる。その際に、どこに目を向けるべきか明らかになっておらず、適切な動きの指示が難しいという課題がある。それに関する示唆として、「操作者の視線の動きをそのままアバターに反映させるのは適切でない」などとしている。

サイバーエージェントは「採択された3つの論文では、ロボットが店舗業務の一部を担うために、ロボットの振る舞いやインタラクションを設計する上で重要な知見を発見できた」と評価。「これをもとにさらなる実験を行い、店舗で接客に従事するロボットの可能性を探索したい」としている。