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日本初 バイオマスを燃料とした電池でエビを養殖 環境に配慮した新システム NEDO

省エネ型エビ養殖統合システムのイメージ図

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、バイオマスを利用した「省エネ型エビ養殖統合システム」を先月にベトナムで稼働したと発表している。バイオマスによるガスを燃料とした「固体酸化物形燃料電池」(SOFC)を活用して発電するもので、日本発としては初めての取り組みとなる。

システムではエビ養殖汚泥に加えて柑橘系のハーブ「レモングラス」の廃棄物を混合したバイオマスから作られるガスを燃料としたSOFCを用いる。これにより養殖に必要な電力を賄うというもの。

NEDOは「エビの養殖環境と育成状況の相関性を見いだし、最適化することで養殖効率の向上を図り、地元経済に貢献する事業になるよう実証研究を進めていく」としている。