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子供の写真で白い瞳に気付いたらどうすべきか? 千葉大特任助教らが動画で健常児が白色瞳孔を呈するメカニズムを世界初報告

千葉大学大学院医学研究院の足立明彦特任助教と、東京大学大学院総合文化研究科の川島友莉博士(研究当時)らのグループは、世界で初めて「偽性白色瞳孔」の動画により、その機序を説明した。この研究により、健常児であっても瞳孔が白く見えてしまうケースが明らかとなることで、偽性白色瞳孔だけでなく白色瞳孔に関する理解も進むことが期待される。

「白色瞳孔」は、先天白内障・網膜芽細胞腫・網膜剥離・第一次硝子体過形成遺残・コーツ病などの存在を示唆する症状として知られている。なかでも、網膜芽細胞腫は増殖が速い腫瘍であるため、子供の写真などで瞳孔からの白い反射に気付いた時は1週間以内の専門機関への受診が勧められている。

しかし、白色瞳孔を示した子供が全て病気とは限らない。過度に足立特任助教らは「怖がらず、速やかに小児眼科医の診察を受けるようにしましょう」と適切な対応を促している。

この研究成果は、7月28日に小児科分野の国際誌である「Pediatrics International」に掲載された。