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半世紀ぶり モミジヒトデ科の新種「ホウエイミヤビモミジヒトデ」を発見 4種を新たに日本で確認 東大など

新種のホウエイミヤビモミジヒトデ

東京大学と新江ノ島水族館、ふくしま海洋科学館、山口県水産研究センターの共同研究グループは31日、51年ぶりにモミジヒトデ科の新種「ホウエイミヤビモミジヒトデ」を発見し、日本では初となる3種を見つけた。

モミジヒトデ科はブロック状の骨に縁取られた平らな体をもち、管足の先端が吸盤状になっている。世界各地の浅瀬から深海まで生息し、日本ではこれまでモミジヒトデ属とミヤビモミジヒトデ属のそれぞれが知られていた。

グループは新種のヒトデを採集した寶榮丸(ほうえいまる)にちなんで、ホウエイミヤビモミジヒトデと名付けた。また、新たに日本で見つかったのは「モミジヒトデ」「ミナミゴカクヒトデ」「ダイオウモミジヒトデ」。ダイオウモミジヒトデ属は北海道の羅臼(らうす)町で確認されたが、これまでアメリカ西海岸からベーリング海でしか報告例がなかった。

属と科

生物階級の1つ。属は科の下、種の上に位置している。