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北大、新種の甲殻類「ランマアプセウデス」を発見 らんま1/2を名前の参考 男・女になれる

ランマアプセウデス

北海道大学の角井敬知講師らの研究グループは、名古屋港水族館の水槽で発見した甲殻類が新種であると発見した。雌雄両性であるため、漫画「らんま1/2」のキャラクターからとって「ランマアプセウデス」と命名している。

ランマアプセウデスはハサミ型の脚をもつ大きさ1cm以下の白い甲殻類。2009年に水族館で発見され、砂やサンゴなどともに水槽に住み着いたと推測される。両側のハサミ型の脚の内側には、すり合わせて音を出す「摩擦音器」である可能性が高い器官が見つかっている。

同種は水族館と角井講師の水槽からしか発見されていない故郷知れずの生物だ。今後、DNA配列の決定が進むことで、生息地が明らかになると期待されている。

らんま1/2のキャラクター「早乙女乱馬」は、水をかぶると女性になり、湯をあびると男性となる。週刊少年サンデーで1987~96年まで、漫画家の高橋留美子さんが連載していた。

早乙女乱馬(らんま)(©高橋留美子/小学館)