比較のイメージ図
大阪公立大学の堀内大右研究医らの研究グループは、ChatGPTの診断を放射線科医などの診断精度と比較した。その結果、ChatGPT は画像診断にも有用である可能性が示されている。
研究グループは画像診断症例106例を対象に、生成AIの「GPT4-based ChatGPT」と画像処理が可能な「GPT-4V-based ChatGPT」、放射線科専攻医、放射線診断専門医を対象に診断精度を比べた。GPT-4には病歴と文章をGPT-4Vには病歴と画像自体を入力して、症例について診断を生成している。
その結果、放射線診断専門医が最も高精度で、放射線科専攻医とGPT-4が同じ程度。その後にGPT-4Vが続いた。グループは「放射線診断専門医には及ばないという結果であったが、生成AIは日々進歩しており、将来的には補助ツールになると期待している」とした。