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香川県初の恐竜化石、ハドロサウルス類と同定 ユーラシア最東端の発見 岡山理科大・東京都市大

ハドロサウルス類と発見された部位

岡山理科大学の林昭次准教授と東京都市大学の中島保寿准教授らの研究チームは、1986 年に香川県で発見された背骨化石を白亜紀の恐竜や爬虫類と比較し、その化石がハドロサウルス類の背骨であると特定した。香川県で恐竜化石が出土したのは初めて。23日付の英学術誌に掲載されている。

ハドロサウルスは白亜紀に世界で生存した植物食恐竜だ。だが、同じ時期のアジアでは限られた地域でしか発見されていない。今回の発見はユーラシア大陸で最東端のハドロサウルス類の化石。これにより、後期白亜紀のカンパニアン期に四国地方でハドロサウルス類が分布したことが分かった。

化石は1986年に金澤芳廣氏によって香川県さぬき市で発見されたが、何の動物が確認されていなかった。2013年から金澤氏を含んだ同チームの調査が開始されていた。